消防団に勧誘されている人必見!消防団での体験談④主な活動、その他
操法大会が終わると消防の活動も一段落して、平穏な日々がやっと戻ってきます。
その他の活動を挙げてみます。
・見回り
消防車で、火災に気を付けましょう~みたいな音声を流しながら町内を回ります。
・防災訓練
1年に1回、水を出す練習をしたり、地域の人と防災について話し合う(ここは過去に土砂崩れがあったから大雨の時は気を付けないとー、とか、この家は高齢者一人暮らしだから注意しないとー、とかそんな感じ)
・年末夜警
年末に夜の8時から12時くらいまで、詰め所に待機しつつ消防車での見回り。前は日にちがかわって1時2時までやっていたそうですが、今はだいぶ短くなったようです。
・出初式
年初めに、全分団が川に集まり、一斉に水出しをします。その眺めはなかなかのものです。
と、毎年決まっている活動はこんなとこですかね。
あとは何か災害があったときの出動というのがあります。
代表的なのはもちろん火事です。
火事が起きるとけたたましいサイレンが町中に鳴り響き、どこどこで火災発生というアナウンスが。消防団員は急いで消防車に乗り込み、現場へ向かいます。
操法訓練の成果の見せどころとなるわけですが、実際はプロの消防署員の方のサポートという感じになります。それでも火が強いときは水量は少しでも多いほうがいいわけで、消防団にも一定の意味はあります。
他には水害なんかもそうですね。1度川の水が増えて溢れそうになった時に出動となり、そのときは土嚢をつくりました。
火災にしろ水害にしろ、落ち着いたとしてもすぐには帰れません。その後詰め所で待機してないといけません。平日の夜に出動があった場合、次の日が仕事だったとしても朝方まで待機です。ばかばかしい!
ばかばかしいといえば、僕が消防団に入るより前の話ですが、消防団の出動には行方不明者の捜索というものもあります。
そして運の悪いことに、団の旅行の当日に行方不明者が出てしまったそうです。バスの手配もして旅館も押さえていたのに全部パーです。しかも、その行方不明者というのが町の人間ではなく、キノコの採るために無断で山に入った外国人で、「そんなやつほっとけよ!」っていう怒りが止むことはなかったそうです。