陽の当たる道を目指す

過去の体験談とか趣味の話をつらつら書いてきます。本の話がやや多めかも。暇つぶしくらいにはなれるように頑張ります



爆笑問題の太田さんも絶賛した『タイタンの妖女』とかいう小説

昔、深夜に「爆笑問題のススメ」という番組がやっていました。

いろいろなジャンルの人をゲストに呼んで、ディープなトークを繰り広げるというものでしたが、その最終回は、ゲストは呼ばず、太田さんが自分の好きな本のベスト3を発表するという企画でした。

 

2位と3位は覚えていないんですけど(太宰治は入ってた)、1位に選んでいたのが、『タイタンの妖女でした。

 

主人公が神様の思惑によって、地球を離れ、火星や水星、そして最後はタイタンに辿り着くわけですが、最終的に判明するその冒険の理由というのが「そんなことだったの?」「なんだそのオチは?」となるわけです。

で、太田さんは「そんなくだらないことだったのかよ?でも、人間なんてしょせんそんなもんなんだ」と思い、気持ちがすごくラクになったそうです。

 

なるほどなあ、でも僕なんかは「いやいや、400ページ以上読んでこのオチはどうなの?(怒)」と思ってしまいました。まあそれはそれで作者の思惑通りなんでしょうが。

 

ちなみに爆笑問題と、太田さんの奥さんが設立した事務所の名前はズバリ「タイタン」で、この本からとったそうです。それだけ思い入れが強い作品なんでしょうね。

興味があれば読んでみてください。

 

タイタンの妖女 (ハヤカワ文庫SF)

タイタンの妖女 (ハヤカワ文庫SF)