陽の当たる道を目指す

過去の体験談とか趣味の話をつらつら書いてきます。本の話がやや多めかも。暇つぶしくらいにはなれるように頑張ります



読書

短く、割と綺麗にまとまったデスゲーム系『牌人ゲーム』の感想

いわゆるデスゲーム系ですね。 牌人ゲーム 1 (近代麻雀コミックス) 作者:木乃 ひのき 発売日: 2018/10/15 メディア: コミック ルールは説明が難しいんですけど、1人1人に麻雀の牌が割り当てられて、 切られたら死ぬ。 あがることが出来たらその14人は賞金を…

タイトル買い必至!個人的『3大カッコいいタイトルの小説』

以前、 「3大カッコいいタイトルのSF小説を読んでみた」 というブログを書きました。 www.jedentagzatudan.com まあこれは、化物語というアニメに出てきたものなんですが、 今回は自分が個人的にタイトルを見て「おおっ」と思って買ってしまった本を紹介し…

外山滋比古『乱読のセレンディピティ』の内容を3行にまとめた!!

『思考の整理学』で有名な方ですね。 まあ、いつも本の感想を書いているわけなんですけど、 こんな素人のダラダラとした文章を誰が読むねん、って話なので、 個人的に印象的だった箇所を3行に要約してみました。 いろいろなジャンルの本を読む、乱読によっ…

三国志の脇役が主役に!『三国志外伝』

「わかった、協力しよう」 この一言が、かれの生涯をかぎりなくけわしいものとした 以前、宮城谷三国志を紹介しましたが、 この本は、その三国志本編では語られなかった、 言ってみればマイナーな人物を取り上げています。 www.jedentagzatudan.com 取り上げ…

この時期に、カミュの『ペスト』を読み返して思うこと

つまりこの瞬間から、恐怖と、それとともに反省とが始まったのである。 カミュの小説、『ペスト』は文字通り、 ペストが蔓延した都市での人々の戦いを描いた作品です。 この作品は、一般的には不条理に直面した人間の心理と、 神という存在についてがテーマ…

『宮城谷三国志』のススメ。その特徴と、読みどころ

小説の三国志といえば、やはり、吉川英治の『三国志』が有名です。 三国志演義をもとに、日本人が読みやすいよう、独自のアレンジを加えた物語は、 日本人が三国志の世界にハマるきっかけとなりました。 その後、横山光輝の漫画『三国志』も、この吉川三国志…

The こーゆーのでいいんだよラスト 『銀の匙』

結局こういうラストが1番いいと思います。 『銀の匙』は、過酷な受験戦争で挫折し、農業高校へ進学することを決めた八軒くんと、 その周りの個性的な人物を描いたお話です。 銀の匙 Silver Spoon コミック 1-15巻セット 作者:荒川 弘 発売日: 2020/02/18 メ…

ドラえもんには第1話が複数存在した!『ドラえもん 第0巻』

知らなかったな~ ドラえもんは、『幼稚園』とか、『小学一年生』とか、 複数の雑誌に掲載されていたんですね。 そして、それぞれ別の話が収録されています。 今では考えられない仕事量ですね。 小さな子向けの、『よいこ』は、文字は全部ひらがな表記で、オ…

読後、あまりの衝撃で3日ほど寝込みました『イノセント・デイズ』

私は見届けなければいけないのだ。 彼女が死ぬために生きようとする姿を、 この目に焼きつけなければならなかった。 ↑こんな文章、この話以外で見ることはないだろうな‥ 3日寝込むは大袈裟でしょうが、かなりの衝撃はありました。 物語は放火殺人により死刑…

8人の食い違う「告白」にあなたも絶対にだまされる『敗者の告白』

被害者と加害者。 真実は、当の本人たちがいちばんよく知っているにもかかわらず、 彼らはなにも知らない裁判官に結論を委ねるのです。 どちらかが嘘を吐いている―。 敗者の告白 (角川文庫) 作者:深木 章子 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2017/08/25 メ…

パニック系漫画の傑作を更新!!『モンキーピーク』を読むべし

製薬会社の社員が、レクレーションで参加した登山中に、サルの姿をした謎の化物に次々に襲われていくというパニック・ホラー漫画です。 モンキーピーク コミック 全12巻セット 作者:粂田晃宏,志名坂高次 出版社/メーカー: 日本文芸社 発売日: 2019/10/18 メ…

斬新すぎる設定のミステリー小説『スタート!』

閉ざされた世界の中では非常識が常識になる。 『連続殺人鬼カエル男』というミステリー小説があります。 文字通りカエル男と呼ばれる殺人鬼の正体は何者なのか?という話なわけですが、その予想外の結末はかなりの衝撃です。 連続殺人鬼 カエル男 (宝島社文…

3大カッコいいタイトルのSF小説!!『たったひとつの冴えたやり方』『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』『月は無慈悲な夜の女王』を読んでみた

この、3大カッコいいタイトルのSF小説というのは、 化物語というアニメの登場人物が言っていたものです。 曰く 『たったひとつの冴えたやり方』 『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』 『月は無慈悲な夜の女王』 だそうです。 3大奇書とは違って、別に公…

20年前、世を震撼させた圧倒的衝撃作!!『恋愛中毒』

―どうか、どうか、私。これから先の人生、他人を愛しすぎないように。 他人を愛するぐらいなら、自分自身を愛するように。 表紙買いです。 結構前、同じ作者の『プラナリア』という小説は読んだことあったのですが、自分的にあまりハマらなかったので、 表紙…

古さを全く感じない名作!「リラ荘殺人事件」

今読むと、若干表現など古いというか、読みづらい部分もありましたが、 読んでよかった、読む価値あったなと思える小説でした。 リラ荘殺人事件 (角川文庫) 作者: 鮎川哲也 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店 発売日: 2015/06/20 メディア: 文庫 この商品…

『毎日読みたい 365日の広告コピー』から自分の好きなコピーを紹介しつつ。

大学生の時の話。 コピーライターになりたいと言っていた友人がいました。 家に遊びに行くと、印象に残るコピーの作り方の本とか、過去の名作コピーがずらーっと書いてある本なんかがいっぱいありました。 で、そんな友人が、 「コピーはある程度誇張しても…

2度読み必至!『死を見る僕と、明日死ぬ君の事件録』

人が死ぬ直前の幻影を見ることが出来る「僕」と、 そんな「僕」と行動をともにし、死ぬ間際の人間を救おうとする女子大生、「鈴さん」の話です。 そりゃ気になって買っちゃうよ‥ 死ぬ人間の幻影が見えるといっても、周りの状況や、詳しい時間まではわからな…

究極の、意外な犯人!!『最後のトリック』

またしても本の帯に惹かれて購入してしまいました! 最後のトリック (河出文庫) 作者: 深水黎一郎 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2014/10/07 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (13件) を見る この物語は、とあるミステリー作家の元に、一通の手…

絶対、ぜったいだまされて、読み返します!『悪いものが、来ませんように』

本の帯に、 衝撃のラスト25ページ 絶対、ぜったいだまされて、読み返します! と書いてあって、そこまで言われたら、まあ読んでみたくなるというもので、 購入してしまいました。 ネタバレは避けるので、詳しいことは書けませんが、ある「事件」について、紗…

くよくよブームの火付け役にして、脱くよくよの嚆矢。『小さいことにくよくよするな!』

日本でも大ヒットした『小さいことにくよくよするな』 以前読んだ『反社会学講座』によると、それまで殆ど使用されていなかった「くよくよ」という言葉はこの本のおかげで広まったそうです。 そういった意味では日本人に「くよくよ」という感情を自覚させた…

【心が震える!】あまり知られていない、個人的に好きな漫画の名言集!!

個人的に好きな漫画の名言を紹介します。 まあ、今更「バスケがしたいです」とか、「笑えばいいと思うよ」 とかを書いても意味がないと思うので、あまり他で取り上げられていなさそうな言葉を紹介したいなと思います。 運命か‥ おれの大っ嫌いな言葉だ ネコ…

絶対に枕草子が読みたくなる隠れた名作!『暴れん坊少納言』

タイトルの通り、平安時代の歌人、清少納言が主人公の漫画です。 暴れん坊少納言1 (ガムコミックスプラス) 作者: かかし朝浩 出版社/メーカー: ワニブックス 発売日: 2007/07/25 メディア: コミック 購入: 6人 クリック: 30回 この商品を含むブログ (54件) …

女性を食事に誘う方法がガチで使えそう!メンタリスト・DaiGo『あなたを変える52の心理ルール』

メンタリストのDaiGoさんは正直あまり好きではありません。 キャラなんでしょうが、態度がちょっといけ好かない。 まあでもとりあえず本を読んでみようと。 知らない相手はスルーしとけばいいわけで、嫌うためにも相手を知っていなければいけませんからね。 …

まさかの完結!新しすぎる戦争の漫画『ディエンビエンフー』

雑誌の廃刊などで、何度か打ち切りの危機に見舞われながらも、TRUE ENDで真のエンディングにまでたどり着いた漫画、『ディエンビエンフー』 その復活劇は物語の主人公の1人であるティムを彷彿とさせます。 ディエンビエンフー TRUE END(1) (アクションコミ…

平和への新しいアプローチ『非対立』

ネットワーク「地球村」の代表を務め、平和のための活動を続ける高木善之さんの著書。 この方を知ったのは、以前ブログにも書きましたが、『絶望に効く薬』という漫画を読んだからです。。 www.jedentagzatudan.com 絶望に効くクスリ vol.9―One on one 革命…

あの名曲「雪の華」が映画化!そのノベライズ小説を読んでみた

中島美嘉さんの名曲「雪の華」の世界観を映画化。 自分はこの雪の華という曲が本当に大好きで、映画化という話を聞いて、見に行こうかどうか迷っていたんですが、公開前にノベライズが出ると聞いて、じゃあそっちを読んでみようと早速購入しました。 雪の華 …

『人間の性はなぜ奇妙に進化したのか』

以前、『銃・病原菌・鉄』を読んで、この筆者の本をもっと読んでみたいなと思っていたので、 今回タイトルに惹かれてこの本をチョイスしてみました。 www.jedentagzatudan.com そもそも人間の性は奇妙なのか?という話ですが、 他の生物に目を向けた時、人間…

藤子・F・不二雄の短編を読むならコレ

『ドラえもん』で有名な藤子・F・不二雄ですが、ブラックな短編も多く書いており、それもすごく面白いです。 検索すればいっぱい出てきますが、とりあえず読むならコレです! ミノタウロスの皿: 藤子・F・不二雄[異色短編集] 1 (1) (小学館文庫―藤子・F・不…

【この本の中身♪】

化物語3巻の特装版のほうを買ってみました。 ↓中身はこんな感じ↓ 漫画と、いろんな人が描いたイラストカード。 個人的に好きなイラスト。 ガハラさん。by光谷理 羽川さん。by佐藤友生 トモダチゲームを描いてる人ですね。と、キスショット。by小田すずか 西…

個人的に打ち切りが残念な漫画No1!『度胸星』

少し前に新装版が出ていたので、改めて読んでみましたが、やっぱり面白い! そしてめっちゃいいとこで終わる!! 新装版 度胸星(1) 作者: 山田芳裕 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2016/11/22 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る この漫画…