個人的に打ち切りが残念な漫画No1!『度胸星』
少し前に新装版が出ていたので、改めて読んでみましたが、やっぱり面白い!
そしてめっちゃいいとこで終わる!!
この漫画は、アメリカの宇宙飛行士が火星に降り立ったところから始まります。しかしその直後、謎の物体の攻撃により、宇宙船は大破。交信が不可能になってしまいます。
火星に取り残されたクルーを救うため、アメリカは宇宙飛行士を募集。
トラックの運転手だった主人公の三河度胸も日本のNASDAに志願します。
物語は、度胸や、クセのある他の志願者との過酷な訓練、そして火星で唯一生き残ったスチュワートの孤独な闘いが並行して進んでいきます。
アメリカの宇宙船には搭乗できなかった度胸ですが、最終巻で、極秘で計画していたロシアのロケットに乗ることが決定。度胸たちを待ち受けるものは!?そしてこの謎の物体・テセラックとは何なのか!?
というところで物語は終わります。
うーん、残念。
未完に終わったのは、真相はわかりませんが、人気がなかったというわけではなく、連載していた雑誌で大きなテコ入れが実施され、その犠牲になったということのようです。
確かに当時はこの『度胸星』のほかに、『ザ・ワールドイズマイン』『殺し屋1』など、かなりアングラな漫画が多かったイメージですが、いつの間にか少し子供向けの漫画が増えたイメージがあります。
宇宙飛行士を目指す人物が主人公の漫画は、宇宙兄弟や、ふたつのスピカとかがありますが、閉鎖環境での過酷な訓練の様子は、これらより先に描いていて、もし続いていれば、それらを上回る人気になっていてもおかしくはないと思うんですけどねー。
そのあとモーニングに移って『へうげもの』が大ヒット。
小学館は惜しいことしたぜ!
ちなみに打ち切りが残念な漫画2位はコレ↓
まあ、打ち切り漫画だと知ってから読んだんですけどね。
面白かったので。