陽の当たる道を目指す

過去の体験談とか趣味の話をつらつら書いてきます。本の話がやや多めかも。暇つぶしくらいにはなれるように頑張ります



絶対に枕草子が読みたくなる隠れた名作!『暴れん坊少納言』

タイトルの通り、平安時代歌人清少納言が主人公の漫画です。

 

 

暴れん坊少納言1 (ガムコミックスプラス)

暴れん坊少納言1 (ガムコミックスプラス)

 

 

清少納言は破天荒なツンデレキャラで描かれています。

これは、ロマンチックな恋愛小説、源氏物語を書いた紫式部とは対照的に、

自分の思いをストレートに書いた枕草子という随筆を考えると、あながち間違ってない気がします。

 

やや時系列が変わっているケースがありますが、基本的には史実に忠実で、歴史の勉強にもなります。

特に、ドロドロで、複雑になりがちな内部の派閥争いや政争を、わかりやすく、かつ面白く書かれているところが素晴らしいです。

他国との戦争は派手で面白く書きやすいですが、内部のいざこざもまた別の面白さがありますね。

 

中宮定子藤原豊子和泉式部など、どれもすごくいいキャラしています。

 

話のところどころで、枕草子の文章が引用されており、間違いなく枕草子を読んでみたくなりますよ!

 

 

まんがで読む 枕草子 (学研まんが日本の古典)

まんがで読む 枕草子 (学研まんが日本の古典)

 

 

 

枕草子一六一段

「遠くて近きもの」

極楽。船の道中。男女の仲。

 

わかる!今でも通じるセンス!!

 

 

そういえば、以前ブログで写真を挙げた芸能・芸術の車折神社清少納言が祀られているそうな。

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