陽の当たる道を目指す

過去の体験談とか趣味の話をつらつら書いてきます。本の話がやや多めかも。暇つぶしくらいにはなれるように頑張ります



保険業界で働いていた時の話③つらい日々

切り替えの契約だけは実績はなかなか伸びません。やっぱり新規契約を取っていかないと、ですが、そうなると難易度はぐーんと上がります。

 

1年目はまあ、そこそこでも許してもらえてましたが、2年目からはそうはいきません。

月ごとに目標というか、ノルマが与えられ、毎週進捗状況を確認する会議があります。

そこで進捗が悪いと容赦なく責められます。

偉い人「○○くん、今月あと、1週間しかないのに、まだ目標の半分ってどういうこと?」

僕「…すいません」

偉い人「今月何件まわったの?」

僕「けっこうまわったんですけど…」

偉い人「あっそう。でも出来てないんだからもっとまわらないといけないよね?」

僕「そうですね…」

偉い人「で、今月目標いけるの?」

僕「えっと、はい、頑張ります…」

偉い人「別に意気込みは聞いてないの。頑張るのは当たり前。達成できるのかできないのか聞いてんの。」

僕「あっ、えっと、何とか、はい、やります…」

偉い人「言ったな。自分で言ったからには絶対やれよ!」

こんな感じで追い詰められていきます。

で、本当にどうしようもないときはどうするか、もう自分か家族で入ることになります。いわゆる『自爆』ですね。社員ならみんな少なからずやってます。

 

これねー、自分が怒られるだけなら、まだいいんですよ。

実績によって奨励金が貰えるんですけど、個人の実績に応じて貰える奨励金のほかに、支店の実績、会社全体の実績に応じて貰える奨励金があります。これらは、例えば、7月末までに年間の目標の30%を達成していたら、職員全員が奨励金を貰える、というような仕組みです。つまり個人で足を引っ張っているやつがいたら全員が奨励金を貰い損ねるということになってしまうわけです。

下手したらみんなから恨まれるという恐怖。まあ、よくできてますね。