保険の仕事をしていた時、よくしゃべるお客さんの家で…
すごくよく喋る奥さんがいた。
用事が終わってもなかなか帰れない。
ある日、その奥さんの家に訪問すると
「○○くん(自分のこと)、最近頑張ってるねー、けっこうお客さんからも人気あるでしょ?」
みたいな話になり、
僕「いやー、全然ですよー、そもそもお客さんと未だにあんまり話せないし」
奥さん「あ、そうなの?そんなふうに見えないけど」
僕「慣れてこればけっこういけるんですけど、初対面だとなかなか」
奥さん「あっ、そうなんだ、実は私もそうなんだー」
僕「いやいや、絶対そんなことないでしょー」
奥さん「いやいやそれがね、初対面だと緊張して、すぐ赤面するし、声震えちゃうし。あっそうそう」
そういうとおもむろ立ち上がり1冊の本を持ってきました。
タイトルは『どんな人とも会話がとまらず話せる本』本の帯には30分以上会話が続く!という文言が
その本を見せながら
「この前本屋さんでこれ見つけて。まだ読んでないんだけど、やっぱりねー、会話を続けるためには話題がないとねー、あとやっぱり相手がねー、こういう本を読むとねー」
と読んでもない本についてベラベラと喋り続け、気が付いたら30分以上経っていました。
あなたはこの本読まなくても大丈夫ですね!と全力で思いました。