今からでも遅くない!『獄門島』は読むべき!!
ミステリーの金字塔にして、傑作。
数年前の読者が選ぶミステリーみたいなランキングでも堂々の1位でした。
- 作者: 横溝正史
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 1971/03/30
- メディア: 文庫
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舞台は流刑地とされ、獄門島と呼ばれる閉ざされた小さな島。
そこで起こる恐ろしい連続殺人に、あの金田一耕助が挑みます。
まあぶっちゃけ今読むとトリックはそんな意外なものではないです。金田一少年とか、名探偵コナンでもありそうな。もちろん当時としては斬新で、後世に与えた影響は計り知れないですが。
今読んでも面白いのは、その緊迫感満載の雰囲気でしょう。
いつ、だれが死ぬかもわからない極限の状況で、醜悪な感情をむき出しにする登場人物。
金田一少年の事件簿でも、異人館村とか、魔陣村なんかはこういう雰囲気がとても怖かったですが、本家もさすがです。
犯人は予想外でしたが、そこからの真相が語られる部分がまた面白い。ここって消化試合になりがちだったりするんですが、明らかになる事実と、関係者たちの心情。それらが丁寧に書かれていて、殺人事件がある人間ドラマといっても過言ではないのでしょうか。(さすがに過言か)
つまり結論は面白いから読んだほうがいいよってことです!!
画像の哀ちゃんコースターは数年前にコナンカフェに行ったときもらえたものです。
メニューは割高ですが、いろいろグッズもらえました♪