陽の当たる道を目指す

過去の体験談とか趣味の話をつらつら書いてきます。本の話がやや多めかも。暇つぶしくらいにはなれるように頑張ります



タイトル買い必至!個人的『3大カッコいいタイトルの小説』

以前、

「3大カッコいいタイトルのSF小説を読んでみた」

というブログを書きました。

 

www.jedentagzatudan.com

 

まあこれは、化物語というアニメに出てきたものなんですが、

今回は自分が個人的にタイトルを見て「おおっ」と思って買ってしまった本を紹介したいと思います。

 

 

『砂糖菓子の弾丸は打ち抜けない』

母子家庭で、兄が引き込もりという境遇から、中学を卒業したら自衛隊に入って働くことを考えている主人公、山田なぎさ。

文字通り実弾を持つことを目指している彼女の前に現れたのは、自分を人魚だと言い張る転校生、海野藻屑。

最初は藻屑を毛嫌いするなぎさでしたが、実は藻屑も自身の過酷な境遇と戦っているのでした。

 

青春系の話かと思いきや、後半はなかなかの衝撃的な展開です。

 

最初、漫画で読んだ後、気になって原作の小説を読んでしまうくらいには面白かったです。

 

 

 

 

『葉桜の季節に君を想うということ』

何でも屋ならぬ、何でもやってやろう屋を自称する主人公の成瀬将虎。

彼が謎の詐欺グループの事件に巻き込まれていくというミステリーです。

 

ラストのどんでん返しは衝撃的!!

 

・・でもなかなかの力技です。そんなんアリか!と思ってしまいました。

で、最後にこのタイトルの伏線も綺麗に回収されます。

 

 

葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)

葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)

  • 作者:歌野 晶午
  • 発売日: 2007/05/10
  • メディア: 文庫
 

 

 

『存在の耐えられない軽さ』

外国文学ですが。

「高い」「低い」とか、「前」「後」のような、対立する2つの言葉は、

どちらかがプラスで、もう一方が、マイナスのニュアンスを持つ。

「高い」「低い」だと「高い」がプラス、「低い」がマイナス。

「前」「後」だと、「前」がプラス、「後」がマイナス。

 

では「軽い」と「重い」だとどっちがどっちなのか?

的な問いから物語が始まります。

その問いに対する答えは、最後まで読んでもなかなか難しい。

まあ、当時の社会情勢が不安定なチェコで翻弄される4人の恋愛物語、

として読むくらいでいいんじゃないでしょうかね。

 

 

存在の耐えられない軽さ (集英社文庫)

存在の耐えられない軽さ (集英社文庫)

 

 

 

 興味のある方はぜひ手にとってみてください!!