タイトル買い必至!個人的『3大カッコいいタイトルの小説』
以前、
「3大カッコいいタイトルのSF小説を読んでみた」
というブログを書きました。
まあこれは、化物語というアニメに出てきたものなんですが、
今回は自分が個人的にタイトルを見て「おおっ」と思って買ってしまった本を紹介したいと思います。
『砂糖菓子の弾丸は打ち抜けない』
母子家庭で、兄が引き込もりという境遇から、中学を卒業したら自衛隊に入って働くことを考えている主人公、山田なぎさ。
文字通り実弾を持つことを目指している彼女の前に現れたのは、自分を人魚だと言い張る転校生、海野藻屑。
最初は藻屑を毛嫌いするなぎさでしたが、実は藻屑も自身の過酷な境遇と戦っているのでした。
青春系の話かと思いきや、後半はなかなかの衝撃的な展開です。
最初、漫画で読んだ後、気になって原作の小説を読んでしまうくらいには面白かったです。
『葉桜の季節に君を想うということ』
何でも屋ならぬ、何でもやってやろう屋を自称する主人公の成瀬将虎。
彼が謎の詐欺グループの事件に巻き込まれていくというミステリーです。
ラストのどんでん返しは衝撃的!!
・・でもなかなかの力技です。そんなんアリか!と思ってしまいました。
で、最後にこのタイトルの伏線も綺麗に回収されます。
『存在の耐えられない軽さ』
外国文学ですが。
「高い」「低い」とか、「前」「後」のような、対立する2つの言葉は、
どちらかがプラスで、もう一方が、マイナスのニュアンスを持つ。
「高い」「低い」だと「高い」がプラス、「低い」がマイナス。
「前」「後」だと、「前」がプラス、「後」がマイナス。
では「軽い」と「重い」だとどっちがどっちなのか?
的な問いから物語が始まります。
その問いに対する答えは、最後まで読んでもなかなか難しい。
まあ、当時の社会情勢が不安定なチェコで翻弄される4人の恋愛物語、
として読むくらいでいいんじゃないでしょうかね。
興味のある方はぜひ手にとってみてください!!