くよくよブームの火付け役にして、脱くよくよの嚆矢。『小さいことにくよくよするな!』
日本でも大ヒットした『小さいことにくよくよするな』
以前読んだ『反社会学講座』によると、それまで殆ど使用されていなかった「くよくよ」という言葉はこの本のおかげで広まったそうです。
そういった意味では日本人に「くよくよ」という感情を自覚させた戦犯でもあり、潜在的に存在していた感情を発見した功労者とも言えます。
内容は、気持ちに余裕を持とうとか、人の意見もしっかり聞こうとか、
そのレベルの話で、特に斬新なものではありません。
逆に言えば、今もこの類の本は次から次へと出版されていますが、1冊読んどけば十分ということです。
この本で唯一自分が意外だと思ったのは、「あなたの替わりはいる」という部分です。
あなたの替わりはいない、という話はよくありますが、この本では逆なんですね。
まあ確かに自分の替わりを務められる人間ならいくらでもいると思いますが、
あまり気負わずに、ってことですね。
LET IT BEでいきたいところです。
- 作者: リチャード・カールソン,マツカワチカコ,制作:トレンド・プロ
- 出版社/メーカー: サンマーク出版
- 発売日: 2010/10/04
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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